車のベストライディングポジション

助手席でも正しい座り方を

助手席でも走行中はしっかり座ること

助手席だからと背もたれを大きく倒したり、着座位置が極端に浅いと追突事故が起きた際、サブマリン現象に見舞われる恐れがあります。
サブマリン現象とはシートベルトから抜けて滑り落ち、ダッシュボード下に潜りこむ現象のことです。
しっかり座っていないと、シートベルトの本領が発揮できず、サブマリン現象のはずみで首や腹部を強く圧迫してしまう恐れがあります。

リクライニングについて

基本的にリクライニングを規制するような法律は現在のところありません。そのため、走行中にリクライニングしても違法とはならないでしょう。
違法ではないため検挙されることはありませんが、シートベルトを装着するということは正しい装着姿勢ではないといけないという考え方もできます。
正しい装着姿勢ができていない=シートベルトを装着できていないとも拡大解釈すると、警察官によっては検挙されるかもしれません。
確実なことは言えませんが、シートベルトをきちんと装着するということができていれば、問題ない部分です。

足をダッシュボードに投げ出す行為について

足をダッシュボードに投げ出した行為をまれに見かけます。この行為もサブマリン現象に見舞われる恐れがあるので、走行中はやめましょう。
また、この行為は道路交通法違反です。足をダッシュボードに乗せてしまうと助手席側のドアミラーが見えにくくなり、視界を遮ってしまう恐れがあります。
安全運転義務違反となり罰則として9,000円が科せられるのでドライバーが注意してやめさせることが大切です。

助手席に乗る際のマナー

助手席は自身が運転者となりませんからリラックスしてしまいがちです。しかし、運転手の気を遣ってサポートするのはマナーといえます。
交代で運転をしなければならないケースを除き、助手席で眠るのは避けたほうが望ましいでしょう。
運転手の状況を見て、休憩を勧めたり、目的地周辺情報を事前に収集したりして、サポートしたいところです。
また、運転手の邪魔になる行為も避けたいところ。上記の足をダッシュボードに投げ出すだけではなく、膝の上に大きな荷物を置いたり、前かがみになっていたりすると左側のドアミラーが見づらくなり安全確認が不十分になってしまいます。

助手席でも関係する同乗者の義務と罰則について

シートベルトの着用義務
法律上は運転席だけではなく、助手席もシートベルトの着用が義務付けられています。違反した場合、白切符が切られ違反点数が1点となります。
当然ですが、助手席側もキチンとシートベルトをしましょう。

ヘッドレストを取り外す

基本、車にはヘッドレストが常備されていますが、取り外すと不正改造車として扱われます。反則金や違反点数はありませんが、車検に通りません。