力の入りすぎで痛む膝ともものストレッチ
原因
サイクリングを楽しむ際、膝や太ももの痛みに悩まされることがよくあります。その原因は、ライディング中の姿勢や動作にあります。
まず、ヒザの曲がりがきつ過ぎると、血流が悪くなってしまい、足全体の痛みを引き起こすことがあります。着座位置とステップとの間隔が狭いと、ヒザの曲がり方がきつくなってしまうのです。また、下半身が窮屈な姿勢を強いられていると、太ももやヒザ、足首が痛くなる原因にもなります。最近は足着き性を重視したローシートのバイクが増えていますが、体格に合っていないと、ヒザの曲がりがきつくなってしまうのです。
さらに、ニーグリップを強く行うことで、無駄な力が入ってしまい、膝や太ももに負担がかかってしまうこともあります。ニーグリップは基本的に、両足でタンクを挟んで安定性を高める方法ですが、強くグリップする必要はありません。適度に力を抜いて行うのが良いでしょう。
このように、ライディング中の姿勢や動作が適切でないと、膝や太ももに痛みが生じてしまうのです。
ほぐし方
膝や太ももの痛みを解消するには、ストレッチが効果的です。まず、ステップ位置を後ろに下げることで、ムリなくくるぶしでもグリップできるようになります。これにより、ヒザの曲がりを緩和することができます。
また、ニーグリップは力を入れずに、自然とできるようにするのがコツです。足を前方に向けてステップに載せれば、ムリなくヒザが締まりニーグリップできるはずです。
さらに、ふくらはぎ、大腿部、腰まわりの筋肉、股関節とお尻のストレッチを行うことで、サイクリングで酷使された筋肉を緩めることができます。特に大腿部は、ペダリングを繰り返すことで硬くなりやすい部位なので、しっかりとストレッチを行うことが重要です。
ストレッチは1日7分程度行うことで、筋肉の状態を良好に保つことができます。無理なく、しっかりと伸ばすことを意識しながら、継続的に行うことが大切です。
まとめ
サイクリングを楽しむ際の膝や太ももの痛みは、ライディング中の姿勢や動作が適切でないことが原因となっています。ヒザの曲がりがきつすぎたり、下半身が窮屈な姿勢を強いられたりすることで、血流が悪くなって痛みが生じてしまうのです。
また、ニーグリップを強く行うことで、無駄な力が入ってしまい、膝や太ももに負担がかかることもあります。
これらの問題を解消するには、ステップ位置の調整やニーグリップの力加減の調整、そしてストレッチの実施が効果的です。ストレッチは1日7分程度行うことで、筋肉の状態を良好に保つことができます。
サイクリングを楽しむためには、適切な姿勢と動作、そして定期的なケアが重要です。膝や太ももの痛みに悩まされることなく、快適にライディングを続けられるよう、ぜひ取り組んでみましょう。